ある工房を片付けるということで、いろんなものをもらってきました。
そこではフレームの素材や工具、治具などをもらってきました。その中で少しだけ書籍ももらってきました。
その一つに古いパーツのカタログと、英語で書かれた洋書?みたいなものでした。
パラパラ見て見ると、なんか自転車のパーツから、ウェア、工具、レースの紹介、トレーニングの仕方から自転車の楽しみ方まで、自転車の世界のすべてが乗っている本でした。
英語で書いてあって、はっきり内容はわからないのですが、ページをめくるごとになぜかどんどんのめりこんでいきます。
その理由は本の中のそれはそれは美しくて精巧な挿絵のせいではないでしょうか。ほんとにリアルでち密に書いてあって、1ページ1ページが芸術品のようでした。そして、自転車の楽しさがあふれ出てくるようなレイアウトです。
たぶんこの本を作った人は本当に自転車のことを愛しているんだなあ、とみていてうれしくなってしまいます。
ちょうどクラシック自転車に詳しいお客さんに「この本すごいで!イラストが素晴らしいで!」って言ったら、「自転車のイラストはDaniel Rebourって人が有名やで」って言ったので、最後のページにその名前がありました。
自転車のイラストでは有名な方らしいです。
レイアウトといい、手書きのイラストといい、昔の物はなんか味がありますね。作った人の気持ちがこもっているというか。
この本を覗いてみて、改めて自転車って素晴らしい!って気持ちになりました。
一冊の本がこんな力を持っていると思いませんでした。驚きです。
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