昨日のお休みの日は山登りに行ってきました。
こんどちょっとした山に行く予定があるので、そのトレーニングのためにあるいておこうということです。
今度の山は結構ハードで、重い荷物を背負って長時間歩くことになりそうなので、最近しっかり山登りをしていない僕はちょっと不安なので歩いておくことにしました。
で、今回のコースは休憩もかねて10時間くらいかかるコースにしました。
これだけ歩くのは久しぶりです。少しドキドキします。
だいたい6時くらいから歩きたいなあ、と思っていたので、家を3時に出発したのですが、思ったより早く4時半についてしまいました。
まだ暗いですが、歩いているうちに明るくなるだろうと5時前に歩き始めました。
まあ、速い方が何かといいからね。涼しいうちに歩けるし。
というわけでずんずんあるいていきます。
このコースはかなりマイナーなルートなので、道が荒れていると覚悟していたのですが、すごく快適な道でした。
はじめは急な登りなのですが、ほどなく稜線に出ると、あとはもうひたすら気持ちの良いブナ林を緩く登っていく感じです。
なんかこれだとトレーニングになるんかにな、と思うくらいに快適に歩けました。
気温も涼しく、止まっているとちょっとひんやりするくらいでした。
登っているときに一組の夫婦に出会いました。宿どまりの方たちでした。人がいると思わなかったからびっくりです。
今回はなぜこのコースにしたかというと、長く歩けるからと、前から見て見たかったオオヤマレンゲという花がちょうどシーズンだったからです。
この花は八経ヶ岳の頂上付近に咲いていて、今はほとんどシカに食べられちゃって鹿防護柵の中にしか咲いていません。ちょっと寂しいですが、ちょっとあこがれていたんですね。
で、八経ヶ岳の頂上手前に来ると、急に甘い匂いが漂ってきました。
これは!と思って周りを見て見るとオオヤマレンゲが咲いているのを見ることができました。いい匂いがするという話は聞いていましたが、こんなにいい匂いとは思いませんでした。
可憐な白い花をこんな厳しい環境の中で人知れず咲いていると思うと、なんか愛おしく感じます。いまもあの場所で風に揺れていると思うだけでなんか幸せな気持ちになります。
ほどなく紀伊半島最高峰の八経ヶ岳に到着し、補給食を食べてポカリを飲んで隣の弥山に向かいます。
弥山は1時間ほどで着く有人小屋のある山でここでコーラを購入しました。 カー!うまい!
帰りは狼平という沢に一度下って周回して帰るコースにしました。
今回はトレーニングも兼ねていたので、普通迂回する山をわざわざ登って帰ることにしました。
しかし、そのせいでゴールまじかではヘロヘロになってしまいました。
ちょっとトレーニングが足りないなあ。
昔北海道に住んでいた時山岳会に所属していて、知床連山の世界遺産の選考委員の人たちと受け入れスタッフの荷物30人分を山岳会7名で担いで登ったんだけどなあ。あれはきつかった。だって30kg以上あったし。
しかも僕の渡された荷物はほとんど酒と食料でした。
もう20年以上前の話だし。
自転車もいいけどもうちょっと歩かないといけませんねえ。
車に戻ってから山靴を脱ぐときの爽快感が好きです。
いまはすごい筋肉痛です。いたた。
歩くときお爺さんみたいになってます。
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