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昨日のお休みは同じく水曜日お休みのメンバーとサイクリングに行ってきました。
僕のオフの日なのでシルクロードのイベントではなく、個人的なサイクリングに行ってきたということです。
まあ、普段のツーリングと変わらないんですけどね。
プランは榛原というところまで車で行って、そこから八咫烏神社の前を通って紅葉を楽しみながら高見峠を越え、そこからループ橋を下り、長い長い下りをぶっとばし、宮川まででたらうなぎ屋さんでおいしいうな丼を食べ、それからちょっと山越えしてから海を見ながら海岸線を走り、賢島駅へ行き、そして輪行して榛原まで帰ってこようということでした。
朝スタート地点に着いたときの榛原の気温は7℃。夏ウェアとウォーマーだけでは寒いくらいでした。だから浦起毛の長袖ウェアで出発。暑くなったら前を開ければいいかな。
スタートしてすぐに八咫烏神社の前に到着。メンバーの新しいヤタガラス号を神様にお見せして旅の安全をお願いしました。
しばらく里山を走り、高見峠の登り口にある道の駅でトイレ&軽く腹ごしらえ、そして行きしなのコンビニで買った補給食を思いっきり車に忘れてきたことが発覚して補給食も購入。
高見峠。今回の最大の登り。奈良側は大した勾配もなく、話したり紅葉を楽しんだりしながら登ります。紅葉は見ごろでした。
ほどなく峠に到着。峠で休憩しているときに僕の鞄に紅葉の葉っぱが落ちてきて乗っかっているのをメンバーが発見。写真を撮ってくれました。狙ったかのような風流。
トンネルを越えたら一気に日差しが明るくなりました。気温も暖かい。
メンバー♀が「これは天照大神のおかげやな」と言っていました。こっちは伊勢。伊勢神宮の神様の力の影響を受けているのかもしれません。今はもう11月。ちょっとやる気を出しすぎな気がしなくもないですが、快適でした。
ループ橋を下り、後は延々と櫛田川沿いの道をペダルを踏み倒しながら進みます。いい気に平均速度が上がります。
僕とメンバー♂は結構体格もよく、質量があります。だから下りでは少々の向かい風でもぐいぐい進みます。ところがメンバー♀は小柄で質量も少なく、向かい風が来るとすぐに押し戻されます。さらにフラットペダルなのでペダルも回しにくいので下りは特に不利になります。
だから、気持ちよくくるくるペダルを回していると、ふと振り返ったら彼女の姿がなくなってました。ごめんね。
そんなことをなんどか繰り返すうちに飯高の道の駅で小休止しました。
べつにそんなにのどが渇いたわけではなかったのですが、自販機を見ると謎のドリンクがあったので、気になったので飲んでみました。お芋味のプリンという感じでした。
道の駅からすぐのところにちょっと有名な「ハナノキ」がありました。紅葉が美しく、またふかふかの芝生が心地よいので思わず寝っ転がりたくなります。
写真を撮ってから国道を右に折れ、軽いアップダウンを越えたら宮川沿いの道になります。宮川は大台ケ原から注ぐ清流です。
宮川に出たらもうすぐお昼ごはん。
お昼ご飯は宮川沿いのウナギ屋さんです。
道からウナギ屋さんに曲がったら、ほんとにあっているのかというくらい細い道で、しかも未舗装。それからえぐい勾配の坂を下ったところにありました。帰りに勾配を見たら最大25%でした。
お店に入るとちょうど前のお客さんが帰って僕らだけになりました。
お店のおばさんが僕らの恰好をみて、「カヌーで来られたのですか?」と聞かれました。自転車です、と答えて、なんでカヌー?と聞くと、川の前なので、カヌーツーリングの方が川から上がってお店に来られることがあるとのこと。
なるほど。なっとく。
お店の中はたぶん古民家を改修したもので、明るく気持ちの良い空間でした。
ウナギどんぶりの味はもういうまでもありませんね。ここのウナギどんぶりはよそとは違った感じで個性的でした。
おなかもいっぱいになり、このまま伊勢神宮へは行かずに山越えで賢島へ向かいます。
その前にミニストップでデザートのソフトクリーム。
食べ過ぎちゃうん、と思いますが全くその通りで、家に帰って体重計に乗ったら600g重くなっていました。
山越えは思ったよりも険しく、走りごたえがありました。最後の下りで遠くに海が見えたときは感動しましたが。
下りてからは海岸線ですが、リアス式海岸なので深い湾の奥を見たら丘を越えるという湾と丘の繰り返しのような道でした。
途中海が良く見えるところで止まって写真撮影をしました。
奈良県民なので海を見ると興奮してしまいます。素通りするなんてもったいない。
海を見てはしゃいだ後はもうゴールの賢島駅は目と鼻の先です。
ほどなく賢島駅に到着し、輪行袋に自転車を詰めて電車を来るのを待ちます。
走り終わってほっとできると思いましたが、とんでもないものが僕らのゴールを歓待してくれました。
それは巨大な蚊。奈良のそれとは二回りくらい大きな奴らが、大量に僕らのゴールを祝福して集まってきてくれるのです。
しかもでかいから服の上からでもお構いなくぶすぶす刺してきます。
切符売り場のおじさんも僕らが「蚊がでかい!」と騒いでいると「でしょ」と笑っていました。
もう電車が入り次第車両に逃げ込みました。
帰りはノンアルコールビールで乾杯し、快適な特急にゆられながら榛原までかえりました。
朝は気温が7℃でしたが伊勢ではなんと27℃!気温のギャップが内陸の奈良から南国太平洋の賢島に来たことを実感でき、より遠くに来た感じを味わうことができたツーリングでした。
次はどこ行こうかな。
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