乗鞍ツアーの報告その3です。
二日目。前日お酒を飲んだものの、あまりの眠さに9時くらいに布団に入り、泥のように眠りました。
あまりに深い眠りだったせいか、目が覚めたとき自分がどこにいるのかわからずちょっと焦りました。
幸いお酒も残っておらず恒例の朝散歩に行きました。
宿からちょうどよい散歩コースに善五郎の滝というものがあるのでちょうど目を覚ました二人と散歩に行きました。
森の中は関西とは違い白樺林で明るい森という感じです。ところどころにクマよけのかねがありそれを鳴らしながら進みました。
滝に着くと結構な水量で水しぶきが遊歩道にかかるほどの迫力でした。しかも滝つぼで釣りをしている人がいて結構寒いんじゃないか、という感じでした。
気温も19℃くらいで本当に高原の朝という感じでした。
宿で朝ごはんを食べ、準備をしていざ出発。
朝散歩しているときからもうたくさんのロードバイクが登っていきます。みんな朝早い。
僕らもえっちらおっちら登り始めます。メンバー紅一点のM女史は先日ひじを大けがしての復活第一回目なので大事をとってMTBで参加です。
まずはいつもの景色のいいところで記念撮影します。ほとんど毎回とっているので年々の定点観測ができそうです。
それからはもう各々マイペースで登っていきました。
僕は一応最後尾ということでM女史と一緒に登っていきます。
せっかくの乗鞍だからやっぱり景色を楽しみながら登らないとね。
冷泉小屋を越えてもうちょっと言ったら位ヶ原の小屋があるからそこで休憩しよう、と励ましながら登っていると、アクシデント発生。
なんと休憩場所の位ヶ原小屋を目の前にしてクマ出現。
マジかよ・・・
昔北海道でヒグマ対策の課にいた僕は生で何度かヒグマを見たことがあるのですが、それに比べたらめっちゃ小さい。
ツキノワグマって小さいなあ、なんて思っていたのですが、たぶん子ぐまと若ぐまの間くらいでしょう。
ひとつ問題はもう親離れしていればいいのですが、まだしていないばあい、こっちが子熊に近づくとそれを守ろうと親ぐまが襲ってくるっということです。
しかも子熊は人を恐れずむしろ好奇心で寄ってくるからたちが悪い。
こういう時はかってにどっかに行くまで待つしかありません。
クマはこっちの気持ちを知る由もなく、優雅に道路わきの木のみを味わっていました。バスが来ても逃げません。
ほかのライダーたちと一緒に待つこと10分。ようやくクマが森の中に行ってくれました。
ようやく先に進むことができました。クマのおかげでゆっくり休憩できたのでそのまま進みました。
いつもなら位ヶ原を越えたあたりで軽い高山病になってこめかみあたりが重く痛くなるのですが、今回はなりませんでした。
前日に登山したから高度順応できたかな?
このまま進んでいると目の前が雲に覆われているのが分かりました。これだと頂上はガスの中です。
まあ、時間的に行けるとこまで行って引き返すことに決めました。
しばらく登っていると先行メンバーが下りてきました。
上はガスで真っ白ということなので、そこで記念撮影をして下ることにしました。
せっかくだから位ヶ原によりたい焼きを食べゆっくり下りました。
上はガスでしたが下はきれいに晴れていました。
登りで記念撮影したところでもう一度みんなで写真を撮って下りました。
下りて前日の晩ごはん食べたレストランで昼食を頂きました。
するとマスターが覚えていてくださってお土産にリンゴを頂きました。うれしい。
今回のツアーは何もかもがうまくいき、しかも思っていたよりもいいことがいっぱいあって100点満点中150・・・いや、500点くらいの非の打ち所がない楽しいツアーとなりました。
これはひとえに僕の普段からの善行のおかげだと思わずにはいられないツアーでした。
いや〜、今回ツアーに参加した皆さん!!めっちゃ楽しかったね!どういたしまして。
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