そのあと、塗装工房にも行きました。塗装は多分別メーカーのものも塗装しているのでしょうか、中に招待してもらえるまで相当待たされました。よそのフレームを慌てて片付けてるんじゃないか、なんて話していました。本当はどうか分かりませんが。
それはさておき、塗装もこんなに手間のかかることをしているんだ、と驚きました。なんどもマスキングをして、塗っての繰り返しです。ほんとに溶接から仕上げ、塗装に関してまですべて妥協せずにがんばっている姿を見て、大きな感動を覚えました。
この標識はどういう意味?

中はこんな感じ。

お姉さんがステッカーを貼っています。このお姉さん美人。

塗装ブース。マスクしなくていいんだろうか?

塗っては釜に入れ、と、一色一色手間暇かけて作業していました。
これを見て、僕がデローザを好きになって、薦めてきたことに誇りを持てました。やはり本物だったんだ、僕のやってきたことは間違いではなかったと更なる確信を得ることができました。
とにかく自転車に対して思想が高いのです。すごく昔からの伝統を持っていながら、自転車の未来に対する気持ちもすごく大きく、経営やビジネスよりも、夢や理想を持っているのです。ウーゴだけでなく、息子たちみんなが、自分のポリシーと語るときは目は未来を見据えていて、自分たちのやっていることに対して絶大なる自信を持っていることがわかりました。最近R848などのアジア生産のバイクも、世界の流れに乗ったわけではなく、デローザを新しい世代に伝えるための橋渡しの思想があるというわけです。
ま、納期の遅いのも判る気がする。
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