修学旅行から帰ってきた高校生からお土産をもらいました。
石です。
修学旅行の行先は黒部渓谷だったそうです。で、お土産はその黒部渓谷のトンネルの破砕帯といわれる掘削工事の難関のところの石だそうです。
ただの石ですが、プロジェクトXを見た僕としては、あの壮絶な掘削現場の石だというだけで興奮してしまいます。あの、掘削中にいきなり地下水があふれ出て、氷点下の極寒のなか、氷水のような地下水を前進に浴びながらドリルを岩に打ち付けているシーンは、漢の熱い血潮を感じずにはいられません。
で、この石、改めて見ると、すごく脆い。これだと掘っても掘っても次々上から崩れ落ちてくるのが想像できます。そして噴き出る地下水。一日数十センチしか進めなかったそうです。気の遠くなる作業です。
高校生はただの石やん、という感じでくれましたが、これはとても熱い過去の漢たちからのメッセージなんだよ。って今の若者たちには伝わっているかなあ。この石の重みがわかるかなあ。
ありがとう。僕にはこの熱いメッセージが伝わりました。
あ、そうそう、ひとつ大事なことを言い忘れていた。黒部渓谷は国立公園。石ころ一つ持って帰ってはいけません。で、この石はちゃんと許可をもらって持って帰ってきたらしいです。あ、でも、トンネルやらの人工のところだから除外されているかも。でも勝手に持って行っちゃだめよ。
お店にあるので、ぜひメッセージを感じ取ってください。
さて、もう一回プロジェクトX見よ。いまアマゾンプライムでやってるよ。
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