この時期、いつものトレーニングコースの脇に、いい匂いのする空間ができます。
このいい匂いの主はスイカズラ。ツルに白い花がいっぱいついていて、時間がたつと黄色くなります。だから新しい花と時間のたった花が一緒にさいていると、白と黄色のかわいい花が咲いているのを見ることができます。
自転車で走っていても、このいい匂いにつられてちょうちょのようにふらふらと近づいて匂ってしまいます。僕のちょうちょの姿を想像すると、むしろ蛾という感じになってしまいますが。すね毛そらなきゃ。
いまはダイエットと来週末のセルフディスカバリー王滝の練習もかねて舗装路をMTBでとことこ走っています。ロードと違っていろんなものに目が行くのがMTB。道端の花や伸びすぎたタケノコについつい目が行きます。
で、紫色の花は紫蘭。「シラン」といいます。よくおうちの庭にさいていますね。
で、なぜこれに目が行くかというと、まだ僕が小学校の時、花が好きで、習い事の先生のうちに花がいろいろ植わっていてよく見せてもらいました。
この時、この花を見て、「この花はなに?」「シラン」「ああ、知らんのか」「いや、シラン」「だから知らないんでしょ」「いた、だからシランというのよ」「ああ!シランというのか!」
あはは、まるで漫才みたいね。と先生は笑っていました。
シランを見ると、このやり取りを毎回思い出します。とてもやさしい先生でした。まだ元気になさっているのでしょうか。
まあ、これも僕の思い出の花です。
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