昨日は潮岬ツーリングでした。

　夜中にお店を出発して、本州の最南端、「潮岬」まで走ろうというイベントです。

　距離にして223ｋｍ。シルクイベントでは最長のイベントです。

　実はこのイベントは過去に一度やっていて、すごく楽しかったので恒例にしようと思ったのですが、なかなかサポートカーや帰りの足のことなどのマネージメントが難しかったのと、次の年に台風12号が来て紀伊半島がズタズタになってしまったので、結局できずにずるずるときてしまいました。

　で、ようやく今年実施することができました。またこれから楽しいイベントに発展できるように一から練り直しました。まあ、メンバーも少なめにしたりとね。

　昔潮岬ツーリングを企画したときは、「Beyond the　Horizon」というテーマを掲げました。意味は「地平線を超えて」だと思います。たしか、むかしNHKのbeyond the century　時代を超えて　という番組があって、あ、かっこいいな。じゃあ、僕らはbeyond the horizonで行こう、という感じで決めたのです。

　もともと僕にとって自転車はいろんな知らない世界へ一緒に冒険してくれる相棒であり、苦楽を共にする仲間なんです。最近はレースも楽しんでいますが、原点はツーリングなんです。

　子供の時知らない土地へ行くわくわく感、体力的に帰ってこれるかわからない、けど、好奇心が抑えられない、あの山の向こうを見てみたい！あの空の下には何があるんだ！地図で見たあの地名はどんなとこだ！あんなとこまで行って暗くなるまでに帰ってこれるだろうか？

　とまあ、こんなドキドキわくわくの世界が僕の自転車の原点なんです。無理かもしれない、でも、いけるかもしれない、行ってみたい。

　あの時の子供の時の気持ちに戻ってみたい、という気持ちで始めたイベントなんです。ちょっと語ってしまいました。

　で、イベントは皆さん大したトラブルなく、けが人病人なく、元気に帰ってこれました。

　これは恒例行事にしよう。まあ、リタイヤしても大丈夫だし、むしろリタイヤした人は来年は次のチェックポイントまで頑張ろう、とか、こんな感じでチャレンジしてほしいなあ。いけるかも、でも無理かも、でも無理でも大丈夫。

　昨日走ったみなさん、お疲れさまでした。みんな生きてる〜？