おとといの水曜日は山歩きに行ってきました。
山と言っても渓谷歩きなんですが。
で、行った場所は大杉谷。
大杉谷は大台ケ原から尾鷲に流れる宮川の渓谷なのですが、日本三大渓谷の一つだそうです。
あと二つは・・・黒部渓谷?それからもう一つは・・・知らない!
というわけで朝2時は起き3時出発で行ってきましたよ。
実は大杉谷渓谷を歩くのは2回目なんです。1回目は僕が小学3年生くらいのとき(親いわく。僕の記憶ではいくつだったかは忘れた)。
なんと約40年ぶりなんですね。しかもその時は頂上の大台ケ原から大杉谷を下りました。
だから大杉谷を上るのは初めてとなります。d
コースも1日で大台ケ原まで行くのは無理なので行けるところまで時間を決めて引き返すことにしました。
朝6時過ぎに駐車場に車を停めて歩きます。すぐに協力金を払うと木のアクセサリーをもらえる自販機があり、そこで一つゲット。
発電所の脇からコースに入るといきなり岩をくりぬいたくさり場が続きます。いきなり大迫力。
道は本当にすごい険しい渓谷を縫うように作られていて岩をよじ登ったり岩の穴をくぐったり、ほんとに歩いていて飽きないルートです。
そしてこのコースの楽しみはつり橋です。
コース上にたくさんつり橋があってめっちゃ高度感があり、スリリングです。そしてそこから見える絶景。もう最高です。
それから途中見える宮川の水のエメラルド色のきれいなことよ。
あああ、それからこのコースの一番の見どころは滝の美しさ。めちゃくちゃ雄大な滝が数えきれないくらいあって、展望台がちゃんとあって休憩できるようになっています。
前日に雨が降ったので水量が多くてさらに大迫力でした。音もすごい。
説明書きによると、大杉谷はチャートという硬い岩でできているところが多くて水であまり浸食されず、厳しい地形が残るので滝がいっぱいあるんだって。
途中に桃ノ木小屋という山小屋あってここでじゃがりこを購入。大杉谷を踏破するにはここで一泊する必要があります。
大杉谷踏破するには交通機関を使って登山口に行くので昼頃から歩き始めるため必ずここで一泊ということになります。
僕も子供のころ来た時はここで一泊しました。
まだ時間があったのでしばらく通行止めになっていた原因の崩落地の先まで行くことにしました。
崩落地はすさまじく、うわさには聞いていたがこんなに盛大に崩れているとは思いませんでした。
もうジャングルジムのように岩をよじ登っていくしかありませんでした。岩の中の一つにめっちゃ滑る岩があって結構危険な場所でした。
それを越えるときれいな河原に出て、大きなクルミの木がありました。ここでお昼ご飯を食べ、このちょっと先の光の滝を見て帰ることにしました。
下りは下りで非常に滑る岩の道が続き、気が抜けません。
結局下りものぼりの時間とあまり変わりませんでした。
歩行時間は9時間ほどでした。多くのつり橋と楽しい岩の鎖場の飽きないコースだからそんなにあるいた気がしませんでした。
3時ごろに無事登山口に戻ってきて楽しい山歩きでした・・・と思ったのですが、これからまだまだ冒険が続きました。
車に乗って帰ろうとしたところ、二人組の登山者の方から声をかけられました。
どこか駅のあるところに送ってもらえないか、とのことでした。
あ、いいですよ。と返事。ここなら松阪駅が近いかな。
車に乗ってもらい、走り始めました。聞くところによると、大台ケ原まで車で行き、帰り登山口でタクシーを呼び、どこかの駅からレンタカーを借りて大台ケ原まで行き、2台で戻ってレンタカーを返し、名古屋方面に帰るつもりとのことでした。
そういうことなら奈良に帰るので橿原か八木まで送ってそこでレンタカーを借りればいい、とそこまで送ることにしました。
二人組の登山者のかたは名古屋の近くに住んでいて、もう一人の方はなんと北海道から来られているとのことでした。そして明日の飛行機で帰るとのことでした。
いろいろ話しながら橿原に近づいたとき、レンタカーのお願いをするもどこも軒並みアウトでした。
もうどうしようもなくなりそうだったので、もう僕が大台ケ原まで行くほかないとなりました。
まあ、大台ケ原まではもう何度も行っていて庭みたいものなので、送っていくことになりました。
お礼に晩御飯をご馳走してくれるとのことだったので前から気になっている焼肉屋さんをお願いしました。
いやあ、うわさの通りおいしかった。いいお肉をごちそうしてくださり、大台行くだけなら全然オッケーという感じでした。
それでもやっぱり時間がかかるので家に帰ることには日を回っていました。
行動時間は22時間。ここまでくるとテンションが上がって目が覚めるみたいですね。
まあ、お風呂にはいると泥のように眠りましたが。
なかなか濃厚な一日でした。
まだ筋肉痛が痛いです。歩かなきゃなあ。
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