昨日のお休みはサイクリングに行ってきました。

　いつも水曜日のサイクリングは基本的に僕一人で行っていたのですが、今回は相棒がいます。Ｓさんです。

　彼は筋肉マンでガッツがある男です。先日のヒルクライム大台ケ原に初参戦し、100ｋｇ近いウェイトにもかかわらず一度も足をつかず2時間ちょいでゴールするという男です。

　そんな彼と一緒にいつものマグロ屋さんを求めてツーリングすることになりました。

　コースはＪＲ加茂駅に車を停め、信楽を越えて甲賀を越えて鈴鹿スカイラインで峠で鈴鹿山脈を越えてマグロレストランへ行く、というプランでした。

　だいたい距離にして110ｋｍ、鈴鹿の峠は標高814ｍ、それまでは里山のアップダウンを走るコースです。

　加茂駅前の駐車場に車を停め、ローソンで朝ごはんを食べて8時過ぎにスタート。

　信楽まではいつもの朝走りでいつもの道を走ります。

　走りなれた道はダメですね。思わず朝走りのときの条件反射で踏んでしまいます。110ｋｍ先のゴールを目指しているのにハアハアペダルを踏んでしまいます。

　信楽を越えてからはさっきまで踏んでいたことを反省し、ペースを落として走ります。

　この辺りはよく開けていて、道が広くてきれいなのに交通量がほとんどなく、自転車で走るには最高の環境です。

　でも一つ問題があって、あまりにも似たような景色が多く、曲がり角を覚えるのに一苦労します。僕ももう3回目ですが、ちょっと下調べしていかないと不安になります。

　ペースを落としたといっても快調に走ります。

　一緒に来た彼はカメラを向けると絶対ピースサインをします。僕はどちらかというと自然な感じで撮りたいのですが、必ずピースサインをする彼になんでするのか聞くと、「まだまだ余裕であることをアピールするために必ずピースをする」とのことでした。

　じゃあ、後半の疲れてきたときに自然な写真が取れるかな、と思ってそのまま写真を撮りつつ走ることにしました。

　途中1号線を越えて最後の難関の鈴鹿スカイラインに向かって走っている途中「やっぽんぽんの湯」の看板を見つけました。

　うわさに聞いたやっぽんぽんの湯がこんなところにあると初めて知りました。　

　やっぽんぽん、皆さん知っていますよね。

　お風呂に入るには服を全部脱ぐいわゆるすっぽんぽんの状態になるわけです。それを野外ですっぽんぽんになるからやっぽんぽんというわけです。知らんけど。

　いや、ほんまに知りません。適当なこと言ってごめんなさい。

　さて、最後の難関、鈴鹿スカイラインに入りました。
　相棒の彼は前半の快調ペースがたたったか、足に疲労が蓄積したみたいで、勾配が上がるにしたがって苦しそうにし始めました。
　そしてついに「うわわ！両足が攣る！」といいました。

　途中ちょっと休憩し、補給をしているときに僕が「まだ登り始めだからたぶんこの先2回は足が攣ると思うよぉ〜」と少し脅かしておきました。

　それからペースを落とし、足の筋肉をいたわりながら登りました。

　今なら彼は苦痛で下を向いてこちらの撮影に気付くまい、とカメラを向けると、どんなに苦しくてもしっかりピースをしていました。

　むむ、プライドの高いヤツ。

　そのご峠の頂上まで何度か苦しいところを選んで撮影してもすべてピースサインを返されてしまいました。

　むむ、やるな。しかもその後は一度も足が攣りませんでした。

　峠を越えてからはマグロレストランまでは長い長い下りです。

　スカイラインを一気に下ってからはほぼ平坦の緩い下りをひたすら踏みます。

　思ったよりも早くマグロレストランに到着することができました。

　走った後でおなかが空いていたせいで、マグロ丼にプラスしてマグロかつを頼んでしまいました。

　それが異様に大きくて食べきるのに苦労しました。めっちゃ美味しいだけにおなかが苦しかった。

　食べてからはＪＲ富田駅から関西本線にゆられて帰りました。

　家に帰ってウキウキで体重計に乗ったら全く減っていませんでした。とほほ。

　まあ、おいしかったからプラスとしましょう。

　今度はどこいこうなあ。