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半夏生って知っていますか?
「はんげしょう」と読みます。僕が地元の方から聞いたときは「はんげっしょ」とおっしゃっていました。
さて、半夏生。この植物の名前でもあるんですが、季節を表す言葉でもあるのです。
夏至から11日目の日をさすらしいのですが、なぜこの時期なのかというと、春から続く田植えなどの農作業を半夏生までに一通り終わっておきましょう、という目安だそうです。
そしてこの時期に白く花が咲くのがこの半夏生という植物なのです。
だから昔からこの花が咲くとまだ作業を終えていない農家の方は気持ちが焦るということですね。まあ、夏休み宿題がほとんど手つかずなのにツクツクボウシが鳴きだして気持ちが焦るのと同じようなものでしょう。僕のことですが。
なんでこの花をわざわざ見に行ったのかというと、数年前この近くの山を登りに行って偶然「半夏生園」というのぼりを見つけて好奇心で見に行ったんです。
写真ではわかりにくいですが、すごく雰囲気が良くてそれから毎年見に通うようになったんです。
だから今年もなんとなく見に行ってきました。
昔の人ってほんと観察眼が素晴らしいですよね。遠くの山の残雪が馬の形になったら春が来るとか、この風が吹くと畑の準備とか、お茶は八十八夜とか、夏至から11日までに農作業を終えるとか、自然に教えられて自然とともに生きてきたんですねえ。
一つの花から昔の方々の自然に対する真正面から真摯に対峙する姿が浮かんできて感動すら覚えます。
この景色がずっとずっと残っていて、「半夏生はね・・・」とドヤ顔で説明できるような社会でいてほしいです。
このムシムシジメジメした気候も古からたくさんの人々が体験してきた日本特有の気候です。
だからこれも真摯に・・・・とはいかんね。暑い。
あ、それから、関西では半夏生にタコを食べるんですって。
帰りに僕の一番のお気に入り神社によって霊力を回復してきました。
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