昨日の水曜日は前からやってみたかったやたがらすツーリングです。
奈良県の宇陀市にある八咫烏神社をお参りして、そこから自転車で熊野本宮大社まで走ってお参りする、というツーリングです。
たしか古事記では神武天皇が熊野から宇陀まで八咫烏の案内で行ったとのことなので、その逆コースを行こうかな、というわけです。詳細にどこを通ったかはしりませんが、僕は舗装路とトンネルを使っていきます。
朝5時40分ごろに榛原駅に車を置いてスタート。気温は3℃ほど。上は長袖だけど、下はビブショーツ。ん〜先週同様ウェアの選択間違えたか。しかも素手。
寒いけど朝陽が出てくるとちょっとあったかくなってきてなんとか走れるようになりました。朝日に輝く吉野川を渡って丸太いっぱいの貯木場?を越えて吉野山へ。
頑張って勝手神社まで登り、黒滝村へ。あんまり山を通りたくなくて黒滝から天川村を越えるルートを選んだのですが、吉野山経由でいくと結構山でした。天辻峠行くのとそんなに変わらないかも。
天川村に着くと天の川沿いに走ります。これ「あまのかわ」でなくて「てんのかわ」らしいですね。ちなみに熊野川の源流にあたるそうです。まあ、源流はずっと上流の行者還あたりなんですけどね。
そこから168号線にでてからは十津川村に向かって基本下りです。快適な道をトコトコ走ります。
十津川温泉を越えるとちょっとした峠があります。最近体重が重くなっているのでのぼりがきついです。
峠を越えると和歌山県に突入です。しかも田辺市。田辺って白浜の隣。めっちゃ広いやん。
下り終えるとほどなく熊野本宮大社に着きました。本殿にお参りに行ったのですが、140km走った後のあの階段はかなりきつかったです。
さてそこからはもう熊野川沿いを新宮市に向かって走るだけです。
しかし、実はここがなかなかの難所で、いつ行ってもすごい向かい風なんです。今回もやっぱり向かい風で、ヘロヘロの足にはかなりきつかったのですが、今回はクロモリバイクだからか、足がつらずに走ることができました。いつもならこうなると必ず足がつって大変なのですが、クロモリは足がつりそうでつらない、不思議な感覚でした。
八咫烏のお導きか、無事新宮市に着き、海に出ることができました。今回は熊野川を源流部から海まで、というツーリングでした。
さて、これから輪行して帰るだけ、と軽く思っていたのですが、ここからが大変でした。
新宮駅に着いて輪行袋にバイクを詰めて時刻表を見て唖然。電車が1時間1本。しかも14時は一本もなし。次の電車まで1時間半・・・。
しかも新宮駅から近鉄に乗り換える松阪駅まで33駅。乗り換えて榛原駅に着くのが8時過ぎ・・・。
行き自転車7時間、帰り待ち時間含め6時間・・・。なげぇ〜。
帰りもまた長旅。行き自転車旅。帰り電車旅。2度おいしい。
ホームでフリー飲みながらからあげくんをかじったりしているうちに電車が来て乗り込みました。しかし、電車がホームに入ったのに一向に扉が開きません。
???となっていると、車掌さんが扉の横のボタンで開くのを教えてくれました。
車両には僕一人、窓から見える海を見ているとなんだか千と千尋の神隠しのワンシーンみたいな気持ちになって、ノスタルジーを楽しんでいました。でも、ほどなく通学の高校生の軍団にあってにぎやかになりましたが。
車両から見える景色を眺め電車旅を堪能しましたが、まあ、たまにならいいけど、ちょっと体力的にきつかったです。走った後のパンパンの足におんなじ体制はきつかったです。
輪行するなら近鉄沿線がいいかなあ。JRの単線はきつい。
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