今晩の月はとても明るいです。お店の前に出てふと見上げると、おつきさまが煌々と輝いているのが見えました。僕の影もしっかりできるくらい明るいです。
明るい月を見ると、月のひかりをいっぱい浴びながらふらふらと、別にどこを目指すこともなく歩きたくなりますよね。ならないかな。
月あかりに雲や森、山のシルエットを見るのが好きで、昔よくふらふらとMTBで走っていた記憶があります。
やっぱり月夜で一番美しいのは、雪の積もった夜です。月のあかりに雪が反射して輝き、青い世界が広がります。そして光を反射する雪が音を吸収して完全に静寂の世界になります。
月はラテン語でLunaといったと思います。そしてLunaticで、狂気な、という意味だったかなあ。
あのさめざめとした光を浴び過ぎると、ちょっと自分がいつもと違う気分になるのは、月にはそんな力があると思われていたからでしょうか。あ、狼男がいたな。僕は凶暴になるというより、ちょっとしみじみというか、フワフワしてしまいますが。
そんな感じで秋の夜空を見上げると、もう息が白くなっていました。
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