普通、外からの情報というのは目で見たり、耳で音を聞いたりしているものがほとんどだと思いますよね。季節を感じるときはたいがい目で見たり、音で聞いたり、ということがおおいですよね。肌で気温を感じるのはもとより、春はウグイスの声や花、夏は熱い日差しや入道雲、秋は紅葉、冬はちらつく雪といったところでしょうか。
今日、昼間爽やかで気持ちがよかったので、窓を全開にしてお店の中に風が通るようにしていたのですが、どこからともなくキンモクセイの香りが流れてきました。
いっきにお店の中が秋の気配に満ちてきました。キンモクセイは僕の秋の風物詩です。どちらかというと、夜の真っ暗の中のほうが似合うような感じがします。
日が短くなって、夜中に歩いていると、ふとキンモクセイの香りに包まれると、ああ、秋だなあ、としみじみ感じます。
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