今朝、朝早くに目が覚めたので、ホテルの周りをぶらぶらしにいきました。
いちいちアップしていたらきりがないと思っていたのですが、思いのほか楽しかったので、これからのスケジュールで薄れてしまうのがもったいないので、アップします。
朝、ホテルを出て、できるだけ人の多いところに行こうと、にぎやかそうなところに向かって歩いていきました。
大通りのバス停には出勤まえの人たちがバスを待っています。そして、バス停の近くに目に入ったのがBAR(バール)。BARといっても、お酒を飲むところではなく、イタリアでは喫茶店のようなものです。
覗いてみると常連の人がカプチーノを飲んで談笑しています。非常に入りたい気分だけど、イタリア語がわからない。入り口でどうしようか迷っていて、勇気を振り絞って(ものすごく)入りました。
中では女性が忙しそうに何かを作っていました。勇気を振り絞って、「カプチーノ」というと、なにか「ぺらぺらぺら」といい、5ユーロを渡すと、おつりをくれて作ってくれました。で、味はというと、はっきりいって緊張しすぎてわかりませんでした。
さらに勇気を出して写真をとっていいか訪ねました。フォトというと、女性は怪訝な顔をして、カメラを取り出すと、厳しい表情でたぶん「だめ」といっているみたいでした。でも、常連のお客さんの男性二人がたぶん「俺たちならとっていいよ」と言ってくれたので撮らしてもらいました。
初めてバールに入れたことに気をよくして、さらに街中を散歩しました。それにしてもイタリアの路上駐車はすさまじい。こんなのどうやって出るんだ、というくらいきちきちです。前後15cmくらいつめてあります。レンタカーを借りてちょっと置いて戻ってきてこうなっていると、途方にくれます。
そして、またバールを見つけました。一度成功して勇気がもてたので、こんどはエスプレッソに挑戦しました。なかは老夫婦がやっているみたいですが、だんなは無表情。エスプレッソを頼むと、奥さんが慣れた手つきで作ってくれました。また、勇気を振り絞って撮影を頼んでみると、また断られました。飲んでグラッツェ、と礼をいうと、無表情でグラッツェと返してくれました。
イタリア人は写真を撮られる(人物ではなくお店ですが)のをあまり好まないのでしょうか。街中で撮影するときはちょっと気を配る必要があるかもしれません。
そして最後にホテルの近くのパンも売っているバルがあったので、そこでパンを買うことにしました。もう3回目なんではじめほど緊張しませんでした。
ここのマスターは前の2軒のバールのそれとは違い、すごく人懐っこい方でした。僕が「ジャポーネ(日本人)」というと、驚いたように「ワタシニッポンシッテイマス」と日本語で話してくれました。そして有名な地名や、数字など、けっこう日本語を話してくれました。奈良から来た、というと、「知ってる」といってくれました。
マスターが盛り上がっていると、周りに常連も集まって、すごく楽しい雰囲気になりました。「カプチーノ飲んで行ってよ」といわれたので、いただきました。すごく楽しい雰囲気で満足です。1時間程度の散歩で、3杯もコーヒーを飲んでしまいましたが。有意義な朝のお散歩でした。
今度はなにに挑戦しようかな。ジェラートかなあ。
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