サイクルショップシルクロードは、奈良、大阪、京都の県境の近くにあるスポーツサイクル専門の自転車屋です。お店から自走で行ける範囲にMTB・ロードバイクなどの自転車で最高に楽しめるフィールドがたくさんあり、自転車遊びに最高です。さあ、みなさん、一緒に自転車を楽しみましょう


特別サイト ~謎の生き物を追え!~

 

最近家からお店まで行くのに、山の中を縫うように進むルートを使っている。そのコースの途中には、ため池が数カ所あり、中にはつりをしている人も見かけたりする平和な風景が続き、。まったく人を寄せ付けない森の奥、というわけではない。コースも町が整備するであろう遊歩道であり、立派に道標までたててあったりする。僕はそんな道を気持ちよくMTBでがしがし駆け抜けているので、そこの池にすむ生物なんてせいぜいフナかブラックバス、ブルーギル、それからメダカや亀程度のものだろうと思っていた。

 

 

そんな通勤も慣れて、お店に来るお客さんにも、おもしろいルートがあると、道の場所を教えたりするなど単なる通勤ルートとしてだけではなく、初心者のMTBコースとしてもいいだろうと、軽い気持ちで考えていた。

 

ところが、である。先日あるお客さんが、その例のルートに行きたい、との要望があった。この方は半年ほど前に自転車通勤の途中に転倒して大けがをし、長い間自転車に乗ることができなかった方で、ようやくウォーキングができるようになり、そのルートを歩きで行きたいとのことであった。

 

僕はその方に地図で説明をして、土地勘のいいその方は、地図も持たずにだいたい理解したらしく、これで行ける、とのことであった。

 

謎の生物の情報を得たのは、その方が、例のルートを歩いて通ってきた時だった。





それは水生生物であった。はじめ聞いたとき、僕は耳を疑った。それは本来海に生息している生物だったからだ。普通の人間ならば、こんな海の無い奈良県で、しかも小さいため池に生息しているはずなんて無い、と考えるのが常識である。
しかし、その方は生物に詳しく、僕の動植物の知識の師匠ともいえる方。嘘を言うような人ではない。




その方が見つけたという生物はなんと、「クラゲ」なのである。





皆さんも耳を疑ったに違いない。森の中とはいえ、ほとんど住宅地の裏山、静かではあるが、耳を澄ませば遠くに町の喧噪を聞くことができる。そんな森の中である。しかも僕がいつも自転車でお店に向かって走っているルートの脇の池の中に・・・。



水産出身の僕でさえ、そんな生物は知らない。まあ、水産と言っても専門は海、しかも増殖学だけど。


 

とにかく、これは確認しに行かなくてはいけない。

 

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